読書備忘録☆其の伍拾伍

4月の読書は分厚い大作が数冊あって、大変!
でも、読んで良かった本ばかり(#^.^#)

<コミック>
「ZONE-00」16巻 九条キヨ/作            角川書店
女性の情念の狂乱というか・・・叢雲に対する、純ちゃん、泪子。
操られる者と絡める者、なんとまぁ狂おしい。
まぁ“恋”と“希望”ですか~。
それにしても、魔物の世界の技術革新、凄すぎです。
今回もバシバシ戦闘シーン群発。安吾、三郎の言葉に注目。
遮那王がむちゃくちゃカッコイイぞ(^^♪
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「ダンジョン飯」7巻 九井諒子/作      エンターブレイン
中弛みになるかと思いきや、とんでもない!
偏食ネコ娘イヅツミの活躍?
センシの過去とトラウマ、チルチャックの驚きの家族・・・え?
不死の呪いに囚われた人々との出会いは、この先の冒険の指針。
しかし・・・味覚って大事だよなぁと、思ってしまいました。
そして地上ではエルフ登場!
カブルーの過去も・・・再会&新たなる波乱の予感か?
何はともあれ、ライオス一行は仲間意識も高まってよい感じです。
で、でも・・・最後のページは・・・チェンジリング!
どうなっちゃうの?

<再読>
 
「F.S.S. DESINGNS」4 永野 護/作      角川書店
「F.S.S. DESINGNS 5 LITTER.Pict」   永野 護/作  角川書店
「彩雲国秘抄 骸骨を乞う」下 雪乃紗衣/作      角川文庫
「彩雲国物語 紫闇の玉座」下  雪乃紗衣・作:角川ビーンズ文庫
「ZONE-00」15巻 九条キヨ/作            角川書店

すべて振り返り読み(^^♪

<図書館>
「宮部みゆき全一冊」宮部みゆき/著           新潮社
作家生活30周年記念のスペシャル本。
インタビューや対談での、作品構築の裏話が楽しい!
いしいひさいち氏の漫画も楽屋話っぽくて笑えました。
書評も上手だなぁ・・・って、あれだけバリバリ執筆していて、
TVゲームやって、更に読書しての書評。
対談でもかなりの数の読書していることが窺えて、驚くばかり!
奥付に「山田家」の人形焼の写真があって、ほっこりしました。
あの箱の包み紙は、七不思議ですし(^^♪
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「つくもがみ笑います」畠中 恵/著          角川書店
付喪神が縁で新たな者たちが登場します。
なんとも個性的で痛快な「悪の親玉」阿久徳屋と春夜の親子。
御大身の旗本、そして身分の高い武家とまで、縁が。
って、出雲屋関係で人に馴染み過ぎて、人の前に姿を現したことは
災難に、事件に繋がってしまうという縁まで齎しておりますが。
今回は、江戸時代の子ども事情、武家の事情が垣間見られる
シリアスな一面のある話でもあります。
そして、十夜も早や十五歳。子どもと大人の狭間の時期になって、
いろいろと考えられるようになりましたね。むぅ、成長期。

「陰謀の日本中世史」呉座勇一/著           角川新書
世に様々な“陰謀論”が溢れていますが、それらの誤りを指摘し、
論破するという内容です。これがなかなか痛快(^^♪
が、それ以上に、そもそもの乱や事件の状況がわかりやすく、
簡潔に説明されているところが良いです。
人物の相関関係、時系列、地形と場所の他、史料の読み方も。
“陰謀論”における、思い込みや検証の不足、反証の拒絶等、
疑似科学との類似性の指摘も面白い・・・なるほどトンデモ本ね。
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「フレディ・マーキュリー 孤独な道化」
  レスリー・アン・ジョーンズ/著 ヤマハミュージックメディア

400ページを超える力作。
フレディ・マーキュリーの波乱な生涯を事細かに綴っている。
数多くの証言は、彼の抱えるあらゆることへの苦悩や想いが
垣間見られ、一筋縄ではない生き方や生活の煩悶が伝わってきます。
それでも、家族を、パートナーを、バンドの仲間たちを、音楽を、
愛した彼の人間性に心が揺さぶられます。そして伝説へ。
映画「ボヘミアンラプソディー」を観た後に読むと、納得。
ただ、登場する人物の多いこと。人物索引は欲しかったなぁ。

「ドライブイン探訪」橋本倫史/著           筑摩書房
道端に佇むドライブイン。
ひっそりと、或いは盛況に営業。しかし廃墟化した店もあります。
そのほとんどは個人経営で、現在はファミレスやチェーン店、
道の駅等に客を取られているのが実情です。
かつての繁栄・・・道路網が整備され、車社会の発展、
観光が身近になった高度成長期。そして、その後の時代の流れ。
これらを知る経営者たちの証言は、時代の一場面を物語っています。
その始まり、地域性、営む人たちの努力、そして時の流れ・・・。
更に、高齢化と後継者問題・・・順風満帆とはいかない、波乱万丈!
それでも写真には笑顔が・・・ドライブインにも人生あり。
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「猫の世界史」キャサリン・M・ロジャーズ/著   エクスナレッジ
猫の祖先たちが人間に寄り添うようになってから、その関係は、
地域、宗教、そして時の流れという波に翻弄されてきました。
あるときは神のように、またある場所では悪魔の手先のように
見做されて迫害を受け、女性を形容する姿に例えられました。
それらが時代の変遷で変容し、今は愛される存在となっていく。
ジェンダーの視点でも捉えているのが、今の時代らしさか。
文学作品の引用、美術作品での描かれ方が多様されているので、
それらの作品に興味を持たせるような書き方も面白いです。
結構日本の作品が取り上げられているのには、驚かされました。

「おにぎりと日本人」増淵敏之/著            洋泉社
おにぎり一つで内容がたっぷり、おなか一杯になる本です。
何故おにぎりが日本の長い歴史の中でこれだけ食べられるように
なったのか、儀式や戦乱と米の関係は、そしてコンビニおにぎりの
出現とツナマヨの登場!アニメで世界進出というのも納得。
面白いし、読み易いのでさくさくと読めました。
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「ひさしぶりの海苔弁」平松洋子/著          文藝春秋
なんとも愉しいヒラマツ食物誌。
食を求め、味に感動する日常の楽しみ方をさらりと綴っています。
思わず、そうだよ~と頷く食もあったりするのも面白いです。
「うみねこパン」は本当に美味しいよね~と、ニンマリ。
お手軽レシピが登場するのも嬉しい。
さりげなく小説や映画、マンガの一文がさらりと出てくるのも
良いなぁ。「刑務所の中」は読んだので、あのお菓子にニヤリ。
食べたくなるような文章が満載です。

「小林かいちの世界」[改訂版]山田俊幸、他/編    国書刊行会
大正末~昭和初期のほんの10年ばかりの活動期に、
200枚以上の絵葉書と700種類以上の絵封筒のデザインを手掛けた
小林かいちの作品集です。
写楽のように、海外のコレクターの評価が先立ったという。
(エスティ・ローダー!)
京都のアール・デコと言われる、なんとも儚げで上品なデザイン。
簡潔で優美、色合いも美しく、まさに“抒情”!
こういう絵葉書を手に取れた大正の女性たちが羨ましいです。
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「ビジュアル版 世界の居住文化百科」ジョン・メイ/著  柊風舎
石・木・土・葦・レンガ・ヤシ・竹など、その地域で入手出来る
材料を使い、その地域の自然環境に適合した伝統的な建物が
あります。その用途は住居のみでなく、貯蔵庫や祈りの場、
集会所等、様々なものが含まれています。中には数千年の歴史を
誇る手法のもあり、現在でも居住されている建物があります。
また、不用品や廃棄物を利用した建造物もあり、
現代では、ボトルやタイヤを使った新しいヴァナキュラー建築も
出現しています。
イランのウインドキャッチャーの巧みさ、コロワイ族の居住住居、
インドの階段池と階段井戸等、ヒトの叡知の賜物や歴史の継承を
感じさせられる建造物に驚かされました。

「南極ではたらく かあちゃん、調理隊員になる」
                    綿貫淳子/著  平凡社

母親、40代・・・そのチャレンジ精神とバイタリティーに脱帽!
著者が調理隊員として過ごした南極生活の記録です。
その1年4ヵ月の生活を、環境から仕事、感動も失敗も含めて、
さらっと読み易い率直な文章ながらリアルに綴っています。
建物や機械等の技術革新は進歩していようとも、南極の自然環境の
過酷さは変わらない。たった30人で暮らす毎日は緊張の連続です。
そんな昭和基地での生活や仕事がわかりやすく、また、
3Rな料理法も教えてくれる、なんともありがたい内容でした。
そういや“悪魔のおにぎり”・・・知らなかったw
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「書物の破壊の世界史」フェルナンド・バエス/著  紀伊國屋書店
全体で700ページを超える。
圧倒される本の厚さに躊躇しましたが、読み始めたら面白い!
歴史背景と共に図書館の盛衰、書物が滅びに至る過程が、
分かり易く、読み易い。翻訳も上質だと思いました。
歴史、地域の幅広い範囲を扱っているのも良い。
書物の破壊の原因の内、60%が故意、残り40%は自然災害、事故、
天敵(虫やネズミ等)、文化の変化、書写材の劣化だという。
40%の原因についても丁寧に記述されているし、
電子書籍登場による問題についても言及されています。
そして、60%の故意による破壊は2006年まで・・・イラク戦争での
破壊まで辿っています。その壮絶なこと!
粘土板、パピルス、羊皮紙、紙・・・記録や創作、教示等のために
生み出された素材は、便利であると同時に、脆いものでもある。
だからこそ、ヒトによって火に、水に、放り込まれる故意の恐怖。
征服や弾圧の過程、思想や民族(例えその根源が同じであろうとも)
等が要因である、自然災害以上の破壊は、喪失という絶望を伴う。
ヒトの叡知で生まれた書物は、ヒトの手で死に至らしめされる。
そう、破壊も救済も、全ては扱うヒト次第ということ。
ちなみに日本は、応仁の乱・関東大震災・第二次世界大戦での
記述がありました。

「東京洞窟厳選100」中野 純/著             講談社
洞窟といっても“穴”というか・・・トンネルや地下壕、横穴の墓、
公園の遊具等、自然物も人工物もアリな100選の探訪記です。
文章は、きっちりorユルめorおちゃらけの混合で、力がこもった
ものから、これだけ?(1ページ3行とか)なものと様々。
まぁ探訪しての想いというのかな?
紹介の中に別の洞窟が太字で紹介されているのだけど、それが
本当の名称とそうでないのも入り混じって、わかりにくい。
む~索引があったらよかったのにぃ。
ただ、著者の“洞窟”探訪の熱情はヒシヒシと感じられて、
面白さは伝わってきます。
吉見百穴は行ってみたいなぁ。
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「離島ひとり旅」大畠順子/著             辰巳出版
何故だろう。
離島の生活は厳しい。
なのに、自然の美しさや人の温かさを感じてしまう。
そんな島々に女性ひとりで旅をする、
楽しさや驚きが素直に感じられる本です。
ガイドブックでは無い、本当に好きな場所が盛り込まれてます。
私はツアーだったけど、この中の5島に行ったので、
写真の風景が懐かしくてウキウキしました。
うん、新城島は本当に穏やか。人の気配が無くて蝶が乱舞してた、
幻のような光景が想い出されました。

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