多趣味人生徒然録

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zoom RSS 読書備忘録☆其の伍拾

<<   作成日時 : 2018/12/02 21:30   >>

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11月の読書です。
新刊で「風と行く者 -守り人外伝-」上橋菜穂子/作を購入しましたが、
じっくり読みたいので、12月に。

<コミック>
「おおきく振りかぶって」30巻 ひぐちアサ/作     講談社
西浦対崎玉戦は、6〜7回の攻防へ。
「崎玉の本気度なめてたぞ!」・・・この阿部クンの言葉通りに、
西浦の大ピンチは続く。ナインは、モモカンは、どう対処するのか?
29巻の佐倉クンのピッチャーに驚きましたが、
30巻ではなんといっても石浪クン!
冷静沈着で読みも正確、バッティングのセンスも秀逸。
投手へのフォローも良い。欠点あるのかなぁ?
リベンジ!西浦は前回とは真逆に、コールド負けの寸前まで
追い込まれますが、なんとか持ちこたえてます。
そして、下位打線が頑張る・・・皆、モチベーション上昇中!
両チームとも、一人ひとりが活きている感、これが良い(^^♪
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「ドリフターズ」6巻 平野耕太/作         少年画報社
紫とEasyの存在&関係は未だに謎・・・継戦器とは何ぞや?
で、6巻は丸ごと、漂流者VS廃棄物の天下分け目の大戦に。
長篠&関ケ原だねぇ、これは!
廃棄物側に明智光秀。ノブさん苦戦です。
そして関ケ原といえば、裏切り!
そして島津の退き口か・・・やっぱりと思ってしまうお豊の“さだめ”
変わらぬ行動には紫も焦っている様子。
“さだめ”のままになるのか!?
で、まさかの土方の行動!
Easyが言う意味での駒が、駒でなくなる!
主要人物それぞれの思惑が入り乱れ、大戦が進行中。

<再読>
「ファイブスター物語」IX〜X巻 永野 護/作     角川書店
「F.S.S. DESINGNS」1,2,3 永野 護/作 角川書店
「F.S.S. DESINGNS 5 LITTER.Pict」   永野 護/作 角川書店

連載との絡みで。ユーゾッタ、変わりなくて安心w
ヒンとアードのファティマ、黒騎士とバッハトマの登場・・確認のため。

「おおきく振りかぶって」29巻 ひぐちアサ/作     講談社
試合序盤の確認のため・・・西浦、ピンチ!

「ドリフターズ」1〜5巻 平野耕太/作       少年画報社
11月末に新刊が出るので(^^♪

<図書館>
「日本建築集中講義1」藤森照信、山口 晃/著      淡交社
路上観察な建築家、藤森照信。奇才の画伯、山口晃。
日本各地の日本建築を探訪、対談。山口画伯のマンガが多数。
唯我独尊で暴走&暴言を披露する建築家と、
細部鑑賞は建物ならず人間観察(主に建築家)に焦点が当たる
ユルい四コマ漫画を描く画伯の建物探訪記といった内容です。
あぁ面白い&楽しい(^^♪
しかしながら、お二人の専門性と蘊蓄がこれでもかと発揮されて
いるところは素晴らしい。
光の当たり方、金箔の使い方、茶室の設え等、建物鑑賞の視点を
教えてくれたので、実際に訪れてみたくなりました。(集中講義だ!)
三渓園、法隆寺、また行ってみよう。箱木千年家も行きたいなぁ。
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「世界の廃墟」佐藤健寿/監修・解説          飛鳥新社
世界各地に残る26か所の廃墟を紹介。
各4〜6ページ、見開きと大小の写真、場所と説明で構成。
他にも廃墟の本は何冊か読んでいますが、これは写真が圧倒的。
ナショジオのは文が物語っていましたが、
こちらは写真が物語っています。
時代の推移、権力や富の衰退、戦争、軍事施設等々、
選ばれた写真が実に明確に廃墟の現場を見せてくれます。
それは剥がれかけた壁紙、逞しく育つ雑草まで、鮮明に。
大きな箱モノは解体するのが大変だから残り、朽ち果てていく。
タイや北朝鮮の街中に聳え立つ、そんな巨大な廃墟の虚しい存在感。
人の消えた町や村、病院は住民や患者の念が漂っているような、
何とも言えぬ寂静感があります。
スコット隊の小屋、医師の家は、去った者たちを待っているかの
ような佇まいが・・・。
美しくもあり虚しい・・・それは「廃棄した未来の一部である」か。

「ぐうなび」太田垣晴子/著               小学館
独特の画文で誘う、都内の著者好みのグルメ探訪記。
「ぐう〜」とお腹がなるくいしんぼうのお勧めの店ですか。
103店は、和・洋・中華・エスニック・各国料理と幅広い選択。
ほぼ吞兵衛好みのチョイスです。
お店の雰囲気や料理がモノクロの画文で、楽しそうに描かれてます。
カラーじゃないけど美味しそう♪
でも、ガイドブックじゃなくて、探訪記。
下部の四コマ漫画の代わりに簡単マップとか営業時間とか、
データが欲しかったなぁ。と・・・ネットで検索すれば良いのか。
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「ことりっぷ 新潟・佐渡」               昭文社
冬の旅行の参考に。

「八朔の雪 みをつくし料理帖」高田 郁/作   角川春樹事務所
みをつくし料理帖第一作目。
時は江戸時代、上方出身の澪が様々な苦難を乗り越えながら、
料理人としての腕を磨いていく時代劇。
・狐のご祝儀・・・上方と江戸の味、店に通う人の違いに戸惑いながら
       味に工夫を重ねる澪の姿。主要登場人物の紹介な話。
・八朔の雪・・・吉原見物に重ねて、澪の生い立ちと料理人になる
      きっかけが描かれる。幼馴染の野江はいずこに?
・初星・・・「つる家」の店主種市が腰を痛め、店を任された澪。
     はてなの飯で評判を取るが他の料理は何か足りない。
・夜半の夢・・・とろとろ茶碗蒸しで評判を得たが、それが禍を
     引き込んでしまう。だが多くの手が差し伸べられ、
     澪は再起の道に足を踏み出す。
・巻末附録 澪の料理帖・・・物語の副題になっている料理のレシピ。
蕎麦屋「つる家」で働く澪。
生い立ちと、上方から来て江戸で働くことになった理由は過酷。
味の違いや習慣でも戸惑う日々ですが、持ち前の探求心で、
乗り越えていく姿はなんとも健気。
そんな澪が慈しむ人々、澪を慈しむ人々。彼等との心の通い合い。
彼らのほんのちょっとした言葉や行動が美味しい料理にも繋がる。
その登場人物は皆、個性的。そして謎の部分も・・・。
雲外蒼天の澪の今後の活躍が楽しみです。
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「江戸大名の本家と分家」野口朋隆/著        吉川弘文館
江戸時代のすべての大名家は、本家と分家に分けられる。
それらの、本家と分家にはどのような関係があったのか。
単に上下関係ということではなく、その関係は多様であり複雑です。
将軍とも主従関係を結んでいることにより、分家が昇進を重ねて、
本家よりも石高が高くなってしまうこともあります。
お家騒動、改易はどちらの立場にも発生してしまう。
それでも、同族的結合関係・・・「家」の存続という大事。
様々な大名の本家と分家の関係が例として多く示され、
また、家紋にも本家と分家による違いもあり、
大名という存在を知るには良い内容でした。

「地図から消えた島々」長谷川亮一/著        吉川弘文館
かつて日本周辺に存在するといわれてきた多くの島々。
存在が確認された島もあるが、多くの島が地図から消えていく。
冒険、一攫千金を求めて行動する人々と国の動向、
そして時代の流れを交え、島々の消滅までを読み解く。
“疑存島”・・・海図には載っていても存在が確認されない島。
現在の北太平洋の地図と比べると、19世紀後半の水路誌に載った
島々のなんと多いことでしょう。その多くが“疑存島”です。
経度測定の困難さからの誤認、雲等の誤解、そしてねつ造等、
理由は様々ですが、近年までも存在を信じられていた島もあります。
ロス・ジャルディン諸島のように昭和48年にやっと海図から
正式に消えるという事実も。
無人島の発見により得られた、アホウドリ・グアノ(鳥糞)・
リン鉱石等。これらを求めて一獲千金を狙う冒険商人たち・・・
山師というか・・・彼らは、“疑存島”を捜しに海を渡ります。
それに伴う明治期からの政府の動向、そして歴史の推移。
やがて機器の発達等により、“疑存島”は消え、
多くの生物や鉱物が失われていく・・・まさに夢の跡。
なんといっても冒険商人たちの行動は、まさに小説よりも奇なり!
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「可笑しなホテル」ベティーナ・コバレブスキー/著   二見書房
世界の「可笑しな」ホテル、24軒のガイドブック。
4〜8ページに紹介の本文と多くの写真、オーナー等からの言葉、
データ(場所・部屋数・宿泊代・Tel・HP等、注意事項も)、
周辺の見どころで構成されている。
ヨーロッパ(トルコを含む)が多く、アフリカ、アメリカ、
オセアニアが少々。アジアはモルディブのみ。
ユニークで奇抜なホテルはがピンからキリまで収録されています。
ドイツのバックパッカー用なるトランク型の宿泊所(寝袋持参!)。
スウェーデンの竪穴式住居のような炭焼夫の小屋。
スイスの監獄ホテルは元ルツェルン刑務所で、食事がパンと水だけの
特別プラン有り。監獄図書室ススイートにそそられました(^^♪
南アフリカのサバンナ青空ベッドは、五つ星ホテル。
空中・水中・地下・洞窟・空の下・・・毎年立て直す氷のホテル・・・
本当に泊まれるのかと思うも、ちゃんと工夫はされていますね。
豊富な写真で、想像しながら泊まった気分を味わえました。

「レシピで味わう世界の食文化」石毛直道/著      岩波書店
国立民族学博物館勤務時代、著者が海外調査から帰国すると、
その国の民族料理を再現し、研究者や職員に振舞っていた。
その“石毛クッキングスクール”のレシピの一部を紹介する。
西回りでの世界旅行となるよう順番で、開催した19回の
クッキングスクールの概要・関連する食文化のエッセイ・
献立表・レシピ・レシピ追記での構成で、画像は少ない。
食材や料理の写真は皆無。本文や注に参考文献あり。
“石毛クッキングスクール”の十周年記念のレシピ集には、
49回開催した料理教室の219品目のレシピが記載されていて、
その中から様々な食文化を知ってもらおうと、
本書で19回分を紹介してます。
朝鮮・中国・タイとカンボジア・インドネシア・カフカス・
トルコとギリシャ・北イタリア・スペイン・フランス・ペルー・
日本の洋食・宇和島・日本の鍋物いろいろと、レシピは多彩です。
料理の写真は全然無いけれど、“胃袋帝国主義者”ならではの
経験豊かな味の表現と平易な文章でレシピが味わえます。
トムヤムクンやポレンタ等、当時は珍しかった食材や料理が、
現在では身近になっているという、時代の流れも感じます。
そして、研究室のキッチンで、石毛先生や著名な料理人等に
料理を教えてもらい、試食出来た、当時の民博の関係者たちが
羨ましいなぁと思いました。
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「地の果てのありえない物語」クリス・フィッチ/著
              日経ナショナル ジオグラフィック社

地球最後の秘境・・・拒む自然、人類の過ち等で辿り着くことが
難しい場所がある。そんな地の果ての45か所の驚く物語。
45か所は各4ページ、地図・モノクロ写真・本文での構成。
圧倒されるのは、自然の脅威です。
砂漠地帯・北極&南極の極寒の地・断崖絶壁に守られた熱帯雨林・
急峻な崖に囲まれた離島・或いは磁気。まるで人類を拒むかのよう。
また、戦乱や汚染で立ち入れない場所に、野生生物が繁殖している
事実。自然の回復力の強靭さ。朝鮮半島の非武装地帯の豊かな緑、
チェルノブイリで生き抜く野生動物の群れ。
キプロスでは国のシンボル野生羊のムフロンが空き家に出入りする。
自然の成すがままに・・・兵器工場跡地を野生動物保護区とした試み、
或いはロシアの更新世パーク等、自然の回復力に委ねた取り組みも
興味深いものでした。
そして、消え或いは出現する湖、銭塘江の高潮、雷の多発地帯、
計り知れない規模の洞窟等、自然の奥深さを感じます。
最後に、北センチネル島の住民のように、まだ知られていない
民族がいるのにも驚きました。

「花散らしの雨 みをつくし料理帖」高田 郁/作 角川春樹事務所
みをつくし料理帖第二作目。
元飯田町に引っ越した「つる家」で、新たな人の縁、人情を得て、
料理人として成長していく澪の姿を描く。
・俎板橋から・・・澪の創作した料理が神田須田町の登龍楼で、
       先んじて提供された謎。どうして?      
・花散らしの雨・・・あさひ太夫の具合を案じる澪は、料理で想いを
         届ける。見上げる天はひとつのはず! 
・一粒符・・・長屋で懇意なおりょうと太一が麻疹に。伊佐三の苦悩。
     家族がお互いに思いやる様に思わず涙。
・銀菊・・・恋はしておきなさい。澪へのりうの言葉に導かれるように
    澪を見つめる、否、睨む娘が現れた。彼女の正体は?
・巻末附録 澪の料理帖・・・物語の副題になっている料理のレシピ。
新たな地での澪の料理は、季節の移ろいに彩られる旬の素材が
使われ、それに導かれるように新たな個性的な人物が登場。
ふき、清右衛門、りう、美緒。特に清右衛門とりうが際立ちます。
「相模屋」の白味醂も、話の展開に良い味付けを施してくれます。
どの話も、ほろっと感涙する人情物。
そして、恋の行方が気になります。
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「消滅遺産」ナショナル ジオグラフィック/編
              日経ナショナル ジオグラフィック社
現在、現地に行っても見られない建造物。
現地に行くのが困難で消滅の危機にある建造物。
消滅した、或いは消滅するかもしれない世界の偉大な建造物から、
29か所を選び、その姿を記録した写真でめぐる。
各3〜6ページで、本文、写真、簡易な地図での構成。
場所・建造年・消失等の消滅の年・原因・再建の可能性も付記。
失われた建造物では、消滅する前の過去と現在写真も有る。
いかに偉大な建造物であっても、消滅はあっけないものです。
それは爆破等人の手、火災等の事故、地震等の自然災害によるもの。
この本では人の手による消滅が大半を占めています。
戦争、政治・宗教等の対立による内乱、新たな建造物や都市計画の
ため。或いはベルリンの壁のように民主化の象徴となるものまで。
初代帝国ホテルの解体の理由に、地盤沈下があったとは。
特に空爆の凄まじさ。敵から守るために上階に居住スペースがあった
サアナ旧市街は、空からの攻撃にあっけなく破壊されています。
それでもドレスデン聖母教会のように、復旧に力を注ぐ人の手が!
そして、記録。過去と現在の比較が出来ること。
写真と印刷の技術があって良かったと、しみじみ感じました。

「牧夫の誕生」谷 泰/著               岩波書店
紀元前7000年頃から始まったという家畜。
それはいかにして始まり、管理が行われ、展開していったのか?
20数年にわたって世界各地の羊・山羊牧民のもとを訪れ、
研究してきた著者による、家畜化の過程。
植物考古学や動物考古学により、発掘された痕跡から、
例えば種子から麦農耕が、或いは骨から家畜化された牧畜は
推定できます。しかし、如何にして野生動物が家畜化されたのか、
また、如何なる経過で牧畜が展開されていったかは不明です。
著者は、経験と研究から、羊や山羊が家畜化し、搾乳等の人為的
行為を受け入れるようになっていったか、そして、牧夫が登場して
いったかを、仮説し、推測し、考察して論じています。
それは、たかが家畜といえど、歴史の推移、社会の確立、倫理観、
経済、獣医学その他、幅広い範囲にわたって検証されています。
専門用語多めで難しい内容ですが、牧夫の役割と家畜の関係を
想像しながら読むと、なかなか興味深いものでした。
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「ポケット版 定期便でいく豪華フェリー船旅ガイド」       笠倉出版社
日本国内を繋ぐフェリーで行く船旅ガイドブック。
大判の同名本のポケット版。
・豪華フェリーでの船旅記。
ペット同伴旅、女子二人旅、青森→函館のクルーズ、友人三人旅。
旅行記と写真で構成。フェリーの内部多し。
店内施設や運賃についてが詳細。
・長距離カーフェリー・船内設備オールカタログ。
14航路で客室とパブリックスペースのデータ有り。
ん?オーシャン東九フェリーや小笠原海運が載ってない。
・瀬戸内海離島巡り
自転車一人旅。旅先の写真多し。船内写真は皆無。
・フェリーを賢く利用しよう!
チケットの買い方、乗船&下船、船内での過ごし方等、
参考になるポイントがいろいろと。
・フェリー・旅客船ガイド
う〜ん、完全制覇?八重山離島が・・・。
地図には2つだけ載ってますが、ここだけデータ無し。残念!

「牛車で行こう!」京樂真帆子/著          吉川弘文館
平安貴族の乗り物であった牛車(ぎっしゃ)。
古典文学や日記、絵巻等の資料から、牛車の種類や乗り方、牛、
マナー、車内での作法等を詳細に解説。
第一章 車を選ぼう・・・身分・階級・性別で車種が異なる。
第二章 牛車で行こう!・・・乗り方・乗車中・降り方。
第三章 歩くか、乗るか?・・・徒歩・騎馬・大内裏内での移動。
第四章 ミヤコを走る檳榔毛車・・・憧れの檳榔毛車とは?
第五章 一緒に乗って出かけよう!・・・同乗者には人間関係有り。
第六章 廃れたからこその牛車・・・貴族文化の衰退。財政の逼迫。
    松平定信発案で編まれた研究書『輿車図考』の登場。
平安時代の雅やかな貴族文化に登場する、牛車について、
かくも詳しく説明している本は貴重です。疑問が一気に解消!
貴族の威信を示す華やかな牛車の手の込んだ意匠を盛った
外見や内部はもとより、乗り降りについてや座る席次についてまで、
事細かに教えてくれます。木曾義仲のような恥ずかしい姿まで!
しかも、すべて牛車だけの外出では無く、
徒歩や騎馬のあったという、実は逞しい貴族の姿にも驚きました。
そして、
『馬車が買いたい!』鹿島茂/著のオマージュが窺えます(^^♪
かたや近代フランス文学と馬車、こちらは日本古典文学と牛車。
文学等から読み解く手段を比較するのも面白い。
また、松平定信の『輿車図考』にも興味が深まりました。
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「平城京のごみ図鑑」奈良文化財研究所/監修    河出書房新社
奈良時代、平城京に住み、働く人々の生活を“ごみ”から解明する。
奈良文化財研究所平城宮跡資料館の企画展の内容を、
書籍として再構成している。
第1章 奈良時代のごみと出会う
第2章 ごみ捨て場をのぞいてみよう
第3章 木簡は奈良時代からの手紙
第4章 ウンチでわかる食生活
第5章 ごみは宝物
奈良時代年表・平城京&平城宮のごみ捨て場マップ等、各種資料。
オールカラーで写真豊富。わかりにくい箇所は線画有り。
1300年前の平城京での生活が“ごみ”でわかるという、
ユニークな内容。これがまた面白いのなんの。
ごみの捨て方、役所・寺・貴族のごみの違い、リサイクル。
魚の骨の小片から、魚の種類と場所、包丁の跡までわかるという!
圧巻なのは様々な木簡。削りかすすら研究の対象で、
情報カードやIDカードの役割を持ったものまであるという驚き。
そして、トイレ(水洗!)とウンチまでも・・・意外と肉食ありとは。
苦労して発掘し、ちまちま分類しての研究は大変だけど、
解明して知ることの楽しさを教えてくれる内容です。
実際に実物を見てみたくなりました。
巻末の執筆者紹介の文も良い感じです。

「トカラ列島秘境さんぽ」松鳥むう/著       西日本出版社
トカラ列島のイラストエッセイでの旅行記&ガイド本。
口之島・中之島・諏訪之瀬島・平島・悪石島・小宝島・宝島、
“日本最後の秘境”といわれるトカラ列島の有人島。
村営のフェリーは鹿児島から奄美大島までの3日に一度の航路で、
その間でこれらの島々を経由します。
ときには欠航もある離島の、単なる観光ガイド本では無く、
島を知りたい感全開で歩き、話し、取材した上での内容です。
衣食住だけでなく、島生まれの人々、島へ移住した人々の状況。
離島ならではの環境や生活事情、人口減少の影響。
反面、人口が増えている島もあったりと、詳しく書かれています。
しかも“旅の便利帳”が詳細。宿や施設、交通手段だけでなく、
診療所事情から移住、島外で会えるトカラの物産や店、
本や参考文献まで、事細かに載っています。
コミックでの「異世界からの来訪神 ボゼ降臨」も良かった。
トカラ列島に興味を持つ人には、ぜひ読んで欲しい本です。
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「CGで甦る江戸庶民の暮らし」(サライ・ムック)      小学館
江戸庶民の生活の場をCGで再現。
CG以外にも浮世絵や本の一部、イラスト等多数掲載。オールカラー。
江戸庶民の衣食住、仕事、娯楽、家計簿など、生活を知るのには
詳細で分かり易く、長屋内部や風呂等、見取り図もあり、
CGの細かい描写は眺めているだけで興味深いものになっています。
賃金や物価、棒手振りの一日など、現代と比較出来るのも良いです。
文も平易ながら詳しく、江戸好きには楽しい内容になっています。
ただ、江戸時代のいつ頃を基準としているのかが不明です。
また、一部浮世絵に絵師の名前が無い(作品内にはあるけど)のが、
残念なところです。

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