多趣味人生徒然録

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zoom RSS 読書備忘録☆其の肆拾肆

<<   作成日時 : 2018/06/02 16:45   >>

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5月は厚い本が多かったのですが、面白い本はさくさくと(^^♪
宮部さんの本は、再読も含めて二度読みしてしまったほど。
和菓子と中世ヨーロッパの本も多かったです。

<購入>
「あやかし草紙 三島屋変調百物語 伍之続」
                  宮部みゆき/作  角川書店

開けずの間・・・塩断ちにより呼び寄せてしまったのは、
      邪神か?
「猿の手」を彷彿とさせる願いの行き逢いが襲う悲劇。
 最後の最後まで背筋がぞぉっとさせられる。
 “うふふ”が最凶に恐ろしい!
だんまり姫・・・亡者を起こす声を持った、
      おせいの数奇な運命。
 恐れず行動する、おせいの真っ直ぐな心意気、
 姫と一国様の可愛さと健気さが際立ってます。
 そして、なんといっても亡者よりも生者の方が怖い。
面の家・・・謎めいた奉公先には、謎めいた人々と
     謎めいた面がいた。
 面の家にいる人たちはどこから来たのだろうか?
 現代にも面の家はあるのだろうか?
 と、考えてしまいました。
あやかし草紙・・・一冊の薄い冊子を写本することで起こる
     人生への影響とは?もしかして彼も?
 だが、次の語り手である老婆の話がおちかを動かす。
 聞き捨てできなかったおちか。
 聞き捨てできた富次郎。
 ここが聞き手交代の運命の分かれ道と、読みました。
金目の猫・・・三島屋の兄弟、伊一郎と富次郎。
   二人が子ども時代に出会った、猫の正体は?
 第二期へのプロローグ。富次郎目線での話です。
 ここでやっと三島屋と兄弟の過去がわかりました。
これにて第一期完結。怖い話、切ない話が繰り返される
合間での、おちかの心情と行動。
過去からの脱却にもなったかな?
また、話毎に富次郎の姿が大きくなりました。
これにて、女性目線での聞き捨てはおしまい。
また、お勝の過去も気になっています。
第二期にも期待!
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「観応の擾乱」亀田俊和/著              中公新書
室町幕府の創成期に全国規模の内乱となった、
足利尊氏と直義の骨肉の争い。観応の擾乱の全貌を描き出す。
足利一族の兄弟、親子、親族。執事である高師直の一族。
恩賞と領地が絡んで全国の諸将たちは離合集散し、
まさに昨日の友は今日の敵状態。更に、北朝と南朝も巻き込む。
丁寧に分かり易い文章で書かれ、適切に史料を提示していて、
興味深く読めました。特に関連年表、観応二年はすごいものです。
月並みな感想ですが、尊氏は運が良かったなぁと。
随分危ない場面も多く遭遇してます。
状況次第では、尊氏が死んでた可能性だってあるし、
室町時代自体無いとか、南朝が支配する世になるとか・・・。
また、骨肉の争いとは言えど、攻め切れなかった直義と直冬。
一族の棟梁、嫡男という立場は、親兄弟でも下克上な戦国時代とは
異なっていたのかなぁと思いました。
そして、あれほど激しく敵対してた山名氏とか桃井氏とかが、
滅亡していない。敗者にも寛容だったのも、驚きでした。

<コミック>
「重版出来!」11巻 松田奈緒子/作           小学館
電子書籍を取り巻く現状と書店業界の話が中心。
二作目のジレンマ・・・打ち切りと漫画家の生みの苦しみもあり。
電子書籍は紙の本の流通とは異なる、読書の選書&読まれ方が
あることに、今更ながら衝撃でした。なるほど〜。
でも、電子書籍によって救われる作品あり。
河さんの棚にしても同様に、読者やファンの声の大切さも実感。
メールじゃなくて、紙のはがきってところが良かったなぁ(^^♪
高畑先生もステキ。カメラマンの仕事に絡む話での対応は、大人。
電子書籍についても、プロ意識を感じました。
そして、夢まっしぐらのアユちゃんとびっくり笑顔の中田クン。
これからの展開が楽しみです。
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「モンテ・クリスト伯爵」
    アレクサンドル・デュマ/原作 森山絵凪/漫画  白泉社

「モンテ・クリスト伯」のコミカライズ版。
よくぞあの大作を1冊に纏めたものだと、感心しました。
ダンテス主体の視線で、うまく省略し、うまく繋げている。
読みこなしていればこそ、原作の良さを殺がない流れ。
ポイントとなるセリフもきっちりと入れている。
青年誌への意識、多少の時代考証の不足、
人物描写・・・例えば、エデは漆黒の髪に黒い瞳では?・・・等々、
若干の不満はありますが、構成力と絵の良さがそれを補っています。

<再読>
「F.S.S. DESINGNS」2  永野 護/作 角川書店
「F.S.S. DESINGNS」4  永野 護/作 角川書店
「F.S.S. DESINGNS 5 LITTER.Pict」   永野 護/作 角川書店

連載は波乱の展開と新事実もりもりで、いろいろ確認すること多し。

「三鬼 三島屋変調百物語」一〜四之続 宮部みゆき/作
新刊のための新登場人物の確認。特に「おくらさま」

「モンテ・クリスト伯」4〜6巻
            アレクサンドル・デュマ/作  岩波文庫

レビュー用に読み直しました。

「北海道から沖縄まで 福を招く お守り菓子」
               溝口政子+中山圭子/著  講談社

ふるさとの駄菓子関連で。

<図書館>
「世界をまどわせた地図」エドワード・ブルック=ヒッチング/著
               日経ナショナルジオグラフィック社

この本で紹介するのは、実在しない未知の領域、
幻の島の経緯と検証。そして、それらが載っている古地図。
蜃気楼や雲、氷山等の自然における見間違いだけではない。
地図制作者の誤記はまだしも、余白恐怖症とは?
政治や信仰での主張、名誉欲、願望、詐欺といった人為的な、
生臭い理由もたっぷりと。支援者等の名前を存在しない島に
付けたというのも・・・ピープス島なんてのもある。
(サミュエル・ピープス、知ってたかな?)
まさに、世界を惑わせた地図!
しかし、地理、地誌、民族、生物等の描写の素晴らしさ、
創造性には驚かされるものがあります。
世界地図帳を傍らに置いて、場所を推測するのものも
楽しかったです。
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「図書館と江戸時代の人びと」新藤 透/著        柏書房
日本における図書館(のようなもの)の歴史で、
江戸時代の図書館・出版事情に焦点を当てている。
第一章 古代・中世の図書館
第二章 将軍専用の図書館・紅葉山文庫
第三章 藩校の図書館
第四章 庶民の読書ネットワークー蔵書家・貸本屋・蔵書の家
自分が図書館通論を学んだときに、この本があったらなぁと、
思いました。各時代での蔵書管理や納められてた本の内容、
貸出管理、対象者等が詳しく書かれており、わかりやすい。
江戸時代における、徳川吉宗の読書状況や藩校での貸出の様子、
都市や地方での個人蔵書の貸出は興味深いものでした。
残念なのは、庶民についてがもう少し欲しかったこと。
もう少し詳しい貸本屋事情と庶民の子どもが学ぶ寺小屋では、
どのような本を扱っていたのか、貸出はあったのかが、
知りたかったです。む〜、史料自体、少ないのかなぁ。

「誰も知らない 世界のことわざ」
         エラ・フランシス・サンダース/著   創元社

世界44言語の51のことわざを紹介した本。
日本は2つ・・・“サルも木から落ちる”と“猫をかぶる”。
他国の人からすれば、意味わからないかも。
そう、他の言語のことわざだって、日本人からすれば意味不明多数。
その言語を使う地域の生活環境・・・自然との関わりや
身近な動植物、言い伝えや考え方が含まれているのだから。
つまり、この言語にはこんな“ことわざ”があるよ、
他にどんなことわざがあるか調べるのも面白いよ、
という、言語への誘いの本だとも思えました。
優しい色遣いのイラスト、各ことわざの解説の中の
ちょっとした蘊蓄も好感。
ブルガリア語の
“一滴 一滴が いつしか湖をつくる”が、私のお気に入りです(^^♪
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「ふるさとの駄菓子 石橋幸作が愛した味とかたち」   LIXIL出版
江戸時代から庶民に愛されてきた、伝統的な郷土駄菓子。
仙台で飴屋を営んできた駄菓子職人、故・石橋幸作は、
日本各地の郷土駄菓子を調べ、研究。
絵、文で記録し、独特の紙粘土を用いて姿形を再現した。
そんな彼の足跡を綴った本。
なんといっても愛らしい駄菓子の姿が良いです。
絵はもちろん、間違えて口に入れてしまいそうな紙粘土は、
色合いといい、姿といい、可愛くてたまりません。
飴売りの行商人の姿も紙粘土で再現。
今は失われてしまったけれど、庶民に愛された
郷土駄菓子・雑菓子の素朴さ、優しさが伝わってくる本です。
そして、石橋幸作氏の想いも。

「駄菓子のふるさと」石橋幸作/著            未来社
1961年刊。江戸時代から伝わる駄菓子の製法や系譜の記録。
著者の伝統的駄菓子に対する想いやこだわりも書かれている。
第一章 東北に遺る駄菓子の伝承と民俗
第二章 仙台の駄菓子
第三章 仙台藩と御用菓子司
第四章 駄菓子談義
第五章 明治時代の駄菓子屋職人
第六章 駄菓子界随想
今は無き菓子屋、職人の技、作られた駄菓子について、
主に東北地方、特に仙台地方の記述が多く、詳細。
古い庶民生活の行事や伝承などを伝える駄菓子。
満腹感を得るために、糒や雑穀に水飴や黒糖で味付けした駄菓子。
現在は失われたものが多いけれど、このように記録として
残してくれたおかげで、庶民に添う姿を知ることができました。
また、厳しい表情の著者の写真と、優しい味わいの素朴な絵、
この対比もほっこりしました。

「レンズが撮らえた オックスフォード大学所蔵 幕末明治の日本」
          フィリップ・グローヴァー/著  山川出版社

オックスフォード大学ピット・リヴァース博物館所蔵の、
日本幕末明治期を撮らえた写真集。著者はこの博物館の学芸員。
写真家名・撮影場所・撮影日・素材タイプ・寄贈者の情報有り。
遣欧使節団、あらゆる身分の人々、風景等の写真を紹介。
写真収集には、イギリスから遥か彼方の日本に対する関心、
想いが伝わってきます。だが、それ以上に、現代の日本人として、
過去を知る良い資料でもあります。
髪型や着物の細かい部分は絵画ではわかりにくい所が見えます。
働く人々の仕事の様子は興味深いものがありますし、
なんといっても、電線や高層建築の無い時代の、
空の高さ、広さのすがすがしいこと!
一番のお気に入りは、亀戸天神の太鼓橋。
過去の人たちも、おっかなびっくり登っている、
その姿が微笑ましかったです。

「中世ヨーロッパの城の生活」
  ジョゼフ・ギース、フランシス・ギース/著  講談社学術文庫

ウェールズのチェプストー城を例に挙げ、中世ヨーロッパの
城での生活を描きだす。何故このような城が作られたのか、
どのような者たちが城にいたのか・・・等、豊富な資料で説明。
戦略と防衛のために建てられ、領主の権力と富の象徴であった城。
城の中には、領主の家族以外にも多種多様な仕事を受け持つ者や
騎士たちがおり、また城の経済基盤となる村や荘園には村人がいた。
城の中での生活、村人との関わり、狩猟、戦時と、詳細です。
特に家令の家計簿の細かい記録!それと騎士の意外な実態!
但し、文章が豊かな反面、図版が少々足りない感あり。
トイレとか風呂とか、文章だけではわかりにくい。
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「カラー版ヨーロッパ中世ものづくし」
             キアーラ・フルゴーニ/著  岩波書店

中世ヨーロッパでの“もの”の発明、伝来についてを綴る。
主にイタリアが中心でカラー図版が豊富。
第一章 読むこと、数えること・・・メガネ、数字、紙、印刷、本等。
第二章 愉しみのとき、義務のとき・・・チェス、煉獄、時計等。
第三章 服を着る、服を脱ぐ・・・ボタン、下穿き、長靴下等。
第四章 そしてフォークが登場した・・・フォーク、パスタ、水車等。
第五章 戦をするために・・・鉄、馬と馬具、旗、火薬等。
第六章 陸へ、海へ・・・手押し車、羅針盤、舵等。
章のテーマに沿って、発明・伝来の話が綴られています。
例えば第一章は、メガネの発明から始まり、ガラス、写本と、
話が繋がっていく。ちょっと読みにくい箇所もあるけど、
話は面白く、豊富な図版がそれを補っています。
袖をボタンで着脱して使っていたのも図版で納得( ゚Д゚)
古代ローマ人が下穿きを蛮族の風習と軽蔑していたのも面白い。

「江戸時代の和菓子のデザイン」中山圭子/著      ポプラ社
江戸時代の徳川家御用菓子屋の絵図帳。
御蒸菓子御見本、御干菓子御見本、これらの上菓子の菓子図から
選んだ四九六点を解説している。菓名の由来、製法等も掲載。
将軍家や大名茶人を楽しませる上菓子。
味ばかりでなく、繊細で卓越したデザインで目を楽しませ、
見立てで探求心をかき立てたことでしょう。
単に美しい、可愛いだけでなく、御用菓子屋としての伝統と誇り、
味とデザインへの追及が感じさせられました。
一部ではあれど、再現された菓子たちの素晴らしいこと!
また、本の装幀、外国人読者を意識した内容も良かったです。
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「奇岩の世界」山田英春/編               創元社
五大陸から厳選した奇岩の写真集。
オールカラーで、驚異の風景&姿を次々と紹介。
その場所の緯度・経度の数値も付加されている。
これはもう、絶滅危惧の岩の風景&姿でしょう。
落ちそうで落ちない岩の数々、突き出た針の山、
ころころした丸い岩の群れ、無数に積み重なった岩。
それらは自然の壮大なる力での創造物。
そして、いつかは風化して消えてしまう・・・。
また、岩に住む、墓にする、そんな人間の逞しさも驚きです。
あぁピンクフロイドやZEPのレコジャケの場所は、これだ。
「アバター」や「未知との遭遇」等、映画の場面も思い出す。
ニュージーランドで触ったモエラキの石球、船から見た
スプリット・アップル・ロックが載ってるのも嬉しかったです(^^♪

「ニッポンの和菓子」別冊Discover Japan         竢o版
和菓子入門のムック本。
新進気鋭の和菓子職人の手仕事。
老舗の伝統と新時代への挑戦。
全国の和菓子あれこれ。
見目美しい和菓子がずらり並んで、どれも美しいです。
新人であれ、老舗であれ、和菓子にかける情熱の熱さが素晴らしい。
和菓子の基礎知識もあり、特に、木型職人の細工の緻密さ、
あんこ職人の“あんこ術”には魅せられました(^^♪

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